ソーシャルメディアのリンクは「直接的には」SEOに影響しないが… / 問題解決としての検索

SEOについていくつか質問されたのだけど、あまりうまく答えることができなかったので、SEOのあれこれを調べた。調べてみると、ソーシャルメディア関連が結構おもしろかったので記事にまとめてみた。
結論から言うと、「ソーシャルメディアのリンクは直接的にはSEOに影響しない」ということ。

Twitter

ツイッターは2012年の10月頃から、
ツイート文章内の外部へのリンクに対して、
nofollowタグを外していたが、再度適用した模様。

ツイッターからのリンクはSEO対策にならない?nofollowタグが復活

2013年11月現在も依然、nofollowタグが付いているので、これは今後も継続しそう。
つまりはTwitterのリンクは、直接的にはSEO対策に影響しないということ。

 

Facebook

Facebookの多くのページをGoogleはクロールできないからFacebookのデータを使っていない。
数年前の調査にあった、Facebookの「いいね!」が多いと検索順位が高いというのは、すばらしいコンテンツにはリンクもたくさん集まるからだろう。

Googleのマット・カッツが明かした21個の最新SEO情報 from #SMX Advanced 2013

「すばらしいコンテンツにはリンクもたくさん集まる」というのは大事なポイント。

 

Google+

Google+のURLを共有すると、6分以内にはGooglebotがそのページをクロールしに訪問した
(中略)
クロールと同様にインデックスのスピードを速める効果をGoogle+での共有は持っていそうです。

ただ、共有されたURLが検索結果で確認できたのは共有してから10日後でした。
(中略)
Google+や+1はランキング指標としては今は使っておらず、どのように利用できるか模索中だという話を、Matt Cutts氏を中心にこれまでに何度もGoogleの人から僕たちは聞いています。

Google+での共有は上位表示には効果がなさそうだ

クロールとインデックスを速めるが、それほど劇的な効果は無さそうだ。ランキングにも影響がないということ。
クロール速度に関してはウェブマスターツールを使えばいいのだし、Google+もSEO対策としては直接的な効果は生まないだろう。

 

NAVERまとめ

SEOを狙ったあからさまなまとめ記事についてはアカウントが削除されるようになっていきます。
(中略)
今後NAVERまとめのリンクに「nofollow」が付く可能性が大です。

私達が利用している巨大なWebサービス達も、当初から「nofollow」が付いているケースは少ないです。
それは、サービスを提供している側が「被リンクとして使ってもらう事」も視野に入れているからだと思います。

しかし、ある程度サービスが大きくなって独り立ちすれば、「nofollow」が付いていたとしてもサービスは継続して利用してもらえます。

NAVERまとめはSEO対策に使えない

最近まで、SEO業者が対策として使っていたNAVERまとめですが、今後はSEO対策には使えなくなりそうだ。アカウント自体が削除される可能性もあるし、何よりnofollowが付けば、もうSEO対策には使えない。

 

エディトリアル・リンクを多く集めることが大切

Googleが本当に評価したいのは、訪問者にも見てほしい勧めたい、とそのコンテンツを作った人が自発的に張ったリンクです
(中略)
僕たちが本当に目指すべきは、自発的に張ってもらえるエディトリアル・リンクを集めることです。

「ウィジェットとインフォグラフィックのリンクにもnofollowを付けるべし」、とGoogleのマット・カッツが推奨

では、エディトリアル・リンクを多く集めるにはどうすればいいのか?
・良質のコンテンツ
・そのコンテンツを多くの人に知ってもらう

この2つが肝要だ。そして、これらを実現していく上で、ソーシャルメディアを活用することは不可欠だろう。

 

直接的には影響は無いが、間接的には影響があるはず

今、コンテンツを多くの人に知ってもらうためには、ソーシャルメディア上での共有数を増やしていくことが定石となっている。また、良質のコンテンツとはどういったものかを考えれば、ソーシャルメディアに目を向けることの大切さを再認識できる。
良質のコンテンツとはつまり、ユーザーの問題を解決するコンテンツだからだ。ユーザーたちがどんな問題を抱えていて、どんなものを求めているのか、ソーシャルメディアにはそのヒントがあふれている。
さらに、うまく問題を解決できれば、彼らは「いいね!」や「RT」をしてくれるだろう。そしてそれがやがて別のコンテンツ制作者のもとへ届き、エディトリアル・リンクが作られるのだ。

このように考えると、ソーシャルメディアはSEO対策に間接的に影響を与える、ということになる。

 

ハミングバードでGoogleが問題解決ツールに

最近、Googleに導入された検索アルゴリズム「ハミングバード」はまさに問題解決にフォーカスしたものだ。

簡単にまとめると、
「さまざまユーザーの“検索意図”を理解して、その意図を満足させる“役に立つコンテンツ“を提供する」
ということです。
(中略)
1つ面白い例を紹介します。

「掃除機が壊れた」

このキーワードで検索した人は何を求めていると思いますか?

掃除機が壊れたことを書いている日記ブログの記事でしょうか?

違いますよね。

この検索をしたユーザーが知りたいのは、「掃除機が壊れた原因」や「掃除機を直す方法」です。

「掃除機が壊れた」で検索すると、検索結果の1位(たまに2位)に出てくるページは、掃除機が故障したときの診断手順を説明したページです。

Googleハミングバード対策、検索キーワードではなく検索意図に応える

ソーシャルメディアは主にコミュニケーションのツールで、一方、検索は問題解決のために使うツール。
こういったGoogleの考えが透けて見える気がする。

 

SNSアカウントのオーソリティが検索結果に影響していく

GooglePlus施策のゴールは、+ボタンの数を稼ぐことでなく、オーソリとしてのアカウント地位を築く活動に投資することと、それによりインフルエンサーと関係を持つことだと結論付けています。

+1s論争に終止符!?「いいね」ボタンや+1sボタンが押された数でなく、オーソリ+1s記事を共有されたりすることの方が重要。

Google+上でコミュニケーションによって、各アカウントの属性が可視化されていく。そして、そのことによってどのアカウントがどういった問題解決を提供できるのかも可視化される。
そういったアカウントのオーソリティが検索結果に影響していくようになるのだろう。

FacebookやTwitterなど、他のソーシャルメディア上でのオーソリティも間接的にはSEOに影響をあたえるだろう。オーソリティのあるアカウントで共有されれば、コンテンツが信頼性のあるものとして広く知られることとなり、結果的にエディトリアル・リンクを生みやすくなる。

ただ、Google+はアカウントのオーソリティが直接的に影響を与えそうなので、SEOを主眼とした場合、Google+アカウントの運用は特に重要になっていきそうだ。